株式投資の始め方|口座開設から初めての購入までの5ステップ
2026/4/26 — 10分で読めます

目次
株式投資の始め方|初心者が知っておきたい基礎知識
「株式投資を始めてみたいけれど、何からやればいいかわからない」。NISAの話題をきっかけに、こう思っている方は多いのではないでしょうか。
株式投資とは、企業が発行する株式(企業の所有権の一部)を購入し、その企業の成長や利益の一部を受け取る投資方法です。
株式投資で得られる利益は、大きく分けて2種類あります。
- 値上がり益(キャピタルゲイン):株を買ったときより高い価格で売ることで得られる利益
- 配当金(インカムゲイン):企業が利益の一部を株主に分配するお金。年に1〜2回受け取れることが多い
また、企業によっては株主優待(自社製品やサービスの割引券など)を受け取れる場合もあります。
この記事では、株式投資の始め方を5つのステップに分けてわかりやすく解説します。口座開設から初めての購入まで、順番に見ていきましょう。
株式投資の始め方を5ステップで解説
株式投資を始めるまでの流れは、実はシンプルです。大きく分けると次の5ステップになります。
- ステップ1:証券会社を選ぶ
- ステップ2:証券口座を開設する
- ステップ3:口座に入金する
- ステップ4:銘柄を選ぶ
- ステップ5:株を注文する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ステップ1:証券会社を選ぶ
株式投資を始めるには、まず証券会社で口座を開設する必要があります。銀行口座では株を買えません。
証券会社は大きく2つのタイプに分かれます。
- ネット証券:SBI証券、楽天証券、マネックス証券など。オンラインで取引が完結し、手数料が低い傾向
- 対面証券:野村證券、大和証券、SMBC日興証券など。店舗で担当者に相談できる
初心者が証券会社を選ぶときにチェックしたいポイントは3つです。
- 手数料の安さ:売買のたびにかかるコストです。近年はネット証券を中心に、国内株式の売買手数料を無料にするサービスが広がっています
- 取引ツールの使いやすさ:スマホアプリの見やすさや操作性は、日々の投資体験に直結します
- 取扱商品の豊富さ:国内株だけでなく、米国株やETF(上場投資信託)なども取引できるかを確認しましょう
はじめての証券会社選びに迷ったら、手数料が低く、スマホで操作しやすいネット証券から検討するのがよいでしょう。
ステップ2:証券口座を開設する
証券会社を決めたら、口座開設の手続きに進みます。ネット証券ならスマホだけで申し込みが完結するところが多く、最短で翌営業日には取引を始められます。
口座開設に必要なものは以下の3つです。
- マイナンバー確認書類:マイナンバーカードがあれば1枚で本人確認も済むため便利です。通知カードや住民票の写しでも手続きできます
- 本人確認書類:運転免許証やパスポートなど、氏名・住所・生年月日が記載された公的書類
- メールアドレスと銀行口座:口座開設通知の受取と、投資資金の入出金に使います
申し込み時に選ぶ口座の種類も大切なポイントです。
- 特定口座(源泉徴収あり):投資の利益にかかる税金を証券会社が自動で計算・納付してくれます。確定申告が原則不要になるため、初心者にはこちらがおすすめです
- 特定口座(源泉徴収なし):証券会社が年間取引報告書を作成してくれますが、確定申告は自分で行います
- 一般口座:取引の記録も確定申告もすべて自分で行います。通常は選ぶ必要がありません
あわせてNISA口座の開設も申し込んでおくと、非課税のメリットを最初から活用できます。NISA口座は1人1口座しか持てないため、どの証券会社で開設するかは慎重に選びましょう。
ステップ3:口座に入金する
口座開設が完了したら、投資資金を証券口座に入金します。主な入金方法は次の2つです。
- 即時入金(リアルタイム入金):提携銀行のインターネットバンキングを使う方法です。手数料無料で、入金が即座に反映されます
- 銀行振込:証券会社が指定する口座に振り込む方法です。反映まで数時間かかることがあり、振込手数料が自己負担になる場合もあります
「いくらから始められるの?」と気になる方も多いでしょう。通常、株式は100株単位(1単元)で売買します。たとえば株価が1,000円の銘柄なら、最低10万円の資金が必要です。
ただし、近年は単元未満株(1株から買えるサービス)が広がっています。SBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ」を使えば、数百円〜数千円から株式投資を始められます。手数料も無料のケースが多いため、「まず少額で試してみたい」という方に向いています。
1株投資の仕組みやメリットについては1株投資とは?少額から始める株式投資の記事で詳しく解説しています。
ステップ4:銘柄を選ぶ
入金が済んだら、いよいよ購入する銘柄を選びます。日本の株式市場には約3,900社(2026年時点)が上場しています。最初はどこから手をつけていいか迷うかもしれません。
初心者が銘柄を選ぶときの視点をいくつか紹介します。
- 身近な企業から探す:自分がよく使うサービスや商品を提供している企業は、事業内容を理解しやすいです
- 業績が安定しているか確認する:売上高や営業利益が年々成長しているか、赤字が続いていないかをチェックしましょう
- 財務の健全性を見る:自己資本比率(総資産に占める自己資本の割合)が高い企業は、借金に頼りすぎていない安定した経営をしている傾向があります
- 配当や株主優待の有無:配当金を安定的に出している企業や、株主優待がある企業は、長期保有のモチベーションにつながります
「企業の業績や財務状態をどうやって調べればいいの?」と感じた方は、KabuWiseを活用してみてください。銘柄コード(例:7203)を入力するだけで、AIが売上・利益・自己資本比率などの財務指標から成長性までを分析したレポートを自動生成します。上で紹介した「業績・財務健全性・配当」の視点を手軽に確認できます。
ステップ5:株を注文する
銘柄が決まったら、実際に注文を出します。注文方法には主に2種類あります。
- 成行注文(なりゆきちゅうもん):価格を指定せず、そのときの市場価格で購入する方法です。すぐに取引が成立しやすいのが特徴ですが、想定より高い価格で買ってしまう可能性もあります
- 指値注文(さしねちゅうもん):「この価格以下なら買いたい」と価格を指定する方法です。希望価格に達しないと取引が成立しませんが、自分の納得する価格で購入できます
初めての注文であれば、成行注文のほうがシンプルです。注文後は市場が開いている時間(平日9:00〜11:30、12:30〜15:30)に取引が成立します。時間外に出した注文は、翌営業日の寄り付きに持ち越されます。
注文時に入力する情報は次のとおりです。
- 銘柄コード:各企業に割り当てられた4桁の番号(例:トヨタ自動車は7203)
- 株数:購入する株数(100株単位、または単元未満株なら1株から)
- 注文方法:成行注文か指値注文か
- 口座区分:特定口座かNISA口座か
注文が成立すると「約定(やくじょう)」となり、株式があなたの証券口座に入ります。これで株式投資デビューの完了です。