東京エレクトロンは、半導体製造装置を中心に事業を展開する日本を代表する電気機器メーカーです。2025年度は直近の2024年度比で売上高が33%増加するなど、好調な業績成長を続けており、業界内でも最大級の企業規模を誇ります。営業利益率も改善し、高い収益性を示しています。
事業概要
一言で言うと、半導体を作るための製造装置を売る会社です。
半導体メーカーが使う様々な装置(洗浄機や成膜装置など)の設計・製造・販売が事業の中心です。パソコンやスマートフォン、自動車などあらゆる電子機器に組み込まれている半導体。その半導体を工場で効率的に、高い品質で作るための機械を提供するのが東京エレクトロンの役割です。グローバルに顧客を持ち、特にアジア圏での販売が強いため、世界的なテック需要の変動に業績が左右されます。
業績サマリー
2024年度の売上高18,305億2,700万円から2025年度は24,315億6,800万円へ、33%の増加(6,010億4,100万円の増加)となり、大きな成長を遂げています。営業利益も2024年度の4,562億6,300万円から2025年度は6,973億1,900万円へ53%増加し、営業利益率も2024年度の24.9%から2025年度は28.7%へ改善。この利益率の改善は、製造効率の向上や装置の高性能化による付加価値向上を示唆しています。純利益は2024年度の3,639億6,300万円から2025年度は5,441億3,300万円へ49%増加し、好調な収益性が続いています。EPS(1株あたりの利益)も783.75円から1,182.4円へ51%増加し、株主にとっての実質的な利益が大きく増える結果となりました。配当利回りについては、年間配当が393円から592円に増加(50.6%増)。100株保有すると年間59,200円の配当がもらえます。
強み・競争優位性
高度な技術力と競争優位性
半導体製造装置という超精密機器を製造する技術力は、長年の研究開発投資に支えられています。世界トップクラスのメーカーとして認識され、同業他社との差別化要因となっています。営業利益率28.7%という業界内でも最高水準の利益率が、競争優位性を数字で示しており、顧客からの信頼と製品品質への評価が高いことを意味します。