ソフトバンクグループは、携帯電話・ブロードバンド事業、ソフトウェア開発・情報処理サービス、さらには子会社であるソフトバンク株式会社の通信事業など、幅広い情報通信事業を展開する大型総合通信企業です。直近の2025年度は大幅な業績回復を見せており、売上は2024年度の675億円から724億円への増加、純利益は赤字から黒字への転換に成功しています。国内の大手通信キャリアとしての地位を保ちながら、デジタル化やコンテンツ事業の強化を進めています。
事業概要
一言で言うと、日本を代表する通信・情報サービスの大型総合企業です。
ソフトバンクグループは、主に3つの柱で収益を生み出しています。第一に、国内大手通信キャリアであるソフトバンク株式会社による携帯電話・固定通信サービスが最大の収益源です。スマートフォンの普及に伴い、個人向けの通信サービスと企業向けの法人サービスの両方で安定した売上を確保しています。第二に、ソフトウェア開発やシステムインテグレーション(企業のITシステムを構築・保守する事業)など、情報処理サービス事業です。第三に、孫正義会長兼社長が率いるビジョンファンド等の投資事業であり、国内外のスタートアップやテクノロジー企業への投資を手掛けています。これらの事業が組み合わさることで、通信インフラから情報サービス、さらには未来のテクノロジー企業への投資まで、幅広いビジネスモデルで収益を生成しています。
業績サマリー
直近の2024年度は純利益が約227億円の赤字を計上していましたが、2025年度は約1兆1,533億円の黒字へと劇的に転換しました。売上面では、2024年度の約6,756億円から2025年度は約7,243億円へと約7%増加しており、持続的な増収傾向を示しています。
EPS(1株当たり利益)も、2024年度のマイナス171円から2025年度は780円へと大きく回復しており、企業の収益力の改善が著しいことがわかります。この改善は、ソフトバンク株式会社の携帯電話事業の安定的な収益とコスト削減施策の実行、さらには投資事業における利益改善が寄与したと推測されます。
配当は年間44円で据え置かれており、経営層が企業の財務基盤の安定化を優先していることを示唆しています。