一言で言うと、ビール・食品・医薬品などを扱う大手総合飲食関連企業です。直近は売上は増加傾向ですが、利益は圧縮傾向にあり、食品原材料の高騰や競争激化の影響を受けています。業界内では大手メーカーのひとつとしての地位を保っています。
事業概要
一言で言うと、ビール・焼酎などの飲料事業と加工食品事業を中心とする企業です。
サッポロホールディングスは、ビール・スピリッツ(焼酎など)、加工食品(スープ・お菓子など)、医薬品の3つの主力事業を通じて稼いでいます。なかでもビール・焼酎などの飲料事業が売上の約4割を占める最大の収益柱です。傘下のサッポロビール、サントリー焼酎などが主要ブランドであり、飲食業界全体の中でも上位の規模を持つ企業です。加工食品部門ではスープやお菓子などの定番商品を展開し、消費者の日常生活に広く利用されている製品ラインナップを保有しています。
業績サマリー
直近の2024年度決算では、売上は2023年度の5,186億3,200万円から2024年度は5,307億8,300万円へ、2.3%の増収となりました。一方、営業利益(本業で稼いだ利益)は2023年度の118億2,000万円から2024年度は104億1,600万円へ減少し、営業利益率は2023年度の2.28%から2024年度は1.96%に低下しています。売上は増えたものの、利益が減っている状況です。
純利益(税引き後の最終利益)も2023年度の87億2,400万円から2024年度は77億1,400万円へ減少しました。1株あたりの利益(EPS)も2023年度の111.99円から2024年度は99円へ低下しています。この利益圧縮は、食品・飲料原材料の高騰コスト、流通費の増加、そして飲料業界における競争激化が背景にあると考えられます。
配当については、1株あたりの年間配当が2023年度の47円から2024年度は52円へ増加しており、100株保有すると年間5,200円の配当がもらえる水準となっています。配当利回りを計算すると、これは約2.0%程度(参考値)となります。
強み・競争優位性
大手ブランド群の保有
ビール業界ではサッポロビール、焼酎業界ではサントリーブランドなど、複数の知名度の高いブランドを保有。飲料業界で高い市場シェアを持つ企業の一つで、ブランド力による安定した売上基盤を構築しています。